
■歴史あるロケーションで非日常体験を演出、訪日客も視野にブランド価値向上狙う
うかい<7621>(東証スタンダード)は10月2日、株式会社京王プラザホテルと合意し、同ホテル本館2階に豆腐を主役とした和食レストラン「(仮称)THE UKAI とうふ屋」を新規出店すると発表した。開業は2026年12月を予定し、初年度売上高は639百万円を見込む。今回の出店は、同社が展開する「とうふ屋うかい」ブランドの知見を生かし、来春閉店予定の「東京 芝 とうふ屋うかい」のDNAを引き継ぐものである。
新店舗は京王プラザホテルの歴史あるロケーションを舞台に、非日常的な滞在体験を提供することを狙う。豆腐料理を中心に据えつつ、同社として初めて朝食の提供にも挑戦する。自家製豆腐や国産大豆を活かした料理を朝・昼・夜で提供し、日本食文化を体感できる場を創出する。店内デザインは「二面性」をテーマに、伝統と革新が融合する和モダン空間を演出する計画である。
今回の取り組みは、既存レストラン事業の延長にとどまらず、ホテル内直営店として新たな顧客層の獲得を見込む成長戦略の一環である。国内外から訪れる宿泊客をターゲットに据えることで、ブランド価値を高めるとともに、京王プラザホテルにとっても差別化要素となる。なお、同件の2026年3月期業績への影響は軽微とされ、重大な変動が判明した場合は速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)