ジーイエット、アドエルムの子会社化に基本合意、鉱物ミネラルの次世代繊維に着目

■医療・睡眠・スポーツ分野への応用展開視野に、成長領域へ布石

 ジーイエット<7603>(東証スタンダード)は10月6日、AddElm TECHNOLOGYの子会社化に向けた基本合意書を締結したと発表した。アパレル事業の収益改善と新規事業の両立による成長を掲げる中、独自の次世代機能性繊維技術を有するアドエルムをグループに迎えることで、革新的な製品開発および異業種展開の加速を図る。アドエルムは鉱物ミネラルを活用した繊維設計技術と人体側アウトカムに基づく評価体系を構築し、世界的な展示会「ISPO」での受賞歴も持つ研究開発型ベンチャーである。

 同社の技術は従来の物性起点の機能性を超え、覚醒度や集中力といった生理反応を出発点とする第2世代機能性繊維を志向するもので、睡眠・日常・業務・競技といった目的別に素材を最適化するモジュール設計が特徴となっている。この技術は、配合レシピ・製造工程・人体評価の三位一体で構成される知的財産体系により再現性・量産性の両面で高い優位性を有し、模倣困難なポートフォリオを形成している。ジーイエットはこの技術資産を活用し、内製化と研究開発の加速、粗利率向上やライセンス収益化などを見込み、中長期的な企業価値の向上につなげる考えである。

 子会社化により得られるシナジーは多岐にわたる。革新的なパフォーマンスウェアやリカバリー製品の開発に加え、医療機器認定取得を見据えたヘルスケア領域への展開、商社やドラッグストアとの取組み拡大による商流構築、世代横断的な課題解決型商品群の開発が挙げられる。さらに、ジーイエットが持つ全国店舗網およびEC基盤と連携し、先進的な機能性商品を直接消費者へ届ける販売チャネルを強化する。加えて、国際的評価を追い風にアジア市場を中心としたグローバル展開も加速し、同社グループ全体のプレゼンス拡大に寄与するとしている。今後、両社は最終契約の締結に向けて協議を進め、確定次第開示する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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