ニチレイフーズ、クラフトビールに規格外麺活用、山形の味噌も副原料に

■地産地消型アップサイクル商品「#2101 Men」誕生

 ニチレイ<2871>(東証プライム)グループのニチレイフーズは10月9日、クラフトビール「#2101 Men ~Make Noodles Delicious Again!~」の発売を発表した。同商品は、山形工場で発生する「規格外麺」と山形県産大豆のみそを副原料とし、天童市のクラフトビール醸造所「Brewlab.108」、山二醤油醸造と共同開発したアップサイクル商品である。10月19日よりオンライン販売を開始し、イベントやSDGs関連の催しでも提供される。

 同商品は、同社が取り組む食品ロス削減の新たな試みとして位置付けられる。従来、規格外麺は飼料や肥料としてリサイクルされてきたが、本プロジェクトではビールに新たな付加価値を与えることでアップサイクルを実現。副原料として加えた味噌が風味を引き立て、ヴァイツェンスタイルのクラフトビールとして商品化された。山形の地場資源を活用することにより、持続可能な地域貢献も目指している。

 山形工場は、地元住民と連携した自然保全活動や、県内の水力発電由来電力の活用など環境に配慮した取り組みを推進しており、令和6年度には「山形県環境保全推進賞」を受賞している。今回のクラフトビールは、地域資源と企業の技術を融合させた象徴的な製品であり、今後も同様のアップサイクル商品を展開予定とされる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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