ニチレイ、株主優待制度導入と株式売出しを同時発表、株主還元強化と資本効率向上へ

株主優待

■商品詰め合わせ進呈で長期保有促進、政策保有株見直しも進展

 ニチレイ<2871>(東証プライム)は1月8日、株主優待制度の導入と同社普通株式の売出しを発表した。株主還元方針の見直しと資本効率向上を背景に、株主との関係強化と株主構成の再構築を同時に進める狙いである。

 株主優待制度は、毎年3月末日を基準日とし、普通株式500株(5単元)以上を保有する株主を対象とする。保有期間3年未満の場合は2,500円相当、3年以上の場合は3,500円相当の同社グループ商品の詰め合わせを進呈する。継続保有3年以上は、3月末日および9月末日の株主名簿に同一株主番号で7回以上連続して記載または記録されていることを条件とする。優待は2026年3月末基準の株主から開始し、案内は6月開催の定時株主総会後に送付する予定だ。

■中期経営計画「N-FIT 2035」下、株主層多様化と企業価値向上狙う

 一方、株式の売出しは、政策保有株式の見直しを背景に、一部株主の円滑な売却機会の提供と流動性向上を目的とする。引受人の買取引受による売出しは16,726,400株で、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、農林中央金庫などが売出人となる。加えて、需要状況に応じて最大2,508,900株のオーバーアロットメントによる売出しを行う可能性がある。

 同社は、新長期経営目標「N-FIT 2035」および中期経営計画「Compass×Growth 2027」の下、収益力の強化と資本効率の向上を掲げる。今回の施策により、個人投資家層の拡大を通じた株主層の多様化と株価のボラティリティ抑制を図り、持続的な企業価値向上を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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