トヨタ、欧州拠点を「TOYOTA RACING」に改称、先端技術開発に特化

■2026年シーズンからWECに新ブランドで参戦、TR010投入

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は1月7日、欧州研究開発拠点「TOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH」を「TOYOTA RACING GmbH」に社名変更したと発表した。同時に、国内外のモータースポーツ活動を統括してきた「TOYOTA GAZOO Racing」は、設立当初の想いに立ち返り「GAZOO Racing」へと名称を変更する。この組織再編により、TOYOTA RACINGは先端技術開発に特化し、GAZOO Racingは市販車を用いたモータースポーツ活動と人材育成を強化する体制となる。

 TOYOTA RACINGは2026年シーズンからFIA世界耐久選手権に新ブランドとして参戦し、改良型ハイパーカー「TR010 HYBRID」を投入する。一方、GAZOO RacingはFIA世界ラリー選手権への参戦やカスタマーモータースポーツ活動を通じて、顧客とトヨタ製品の絆を深める役割を担う。TOYOTA RACINGは引き続きラリー車両へのエンジン供給やGT4車両生産でGAZOO Racingの活動を支援する。

 GAZOO Racingの原点は2007年、豊田章男氏らが「Team GAZOO」としてニュルブルクリンク24時間レースに参戦したことに始まる。欧州メーカーが開発車両を走らせる中、スポーツカーを持たないトヨタの現状に豊田氏は強い危機感を抱いた。その後、LFA、86、GRスープラを経て、2020年にトヨタ内製のスポーツカーGRヤリスが誕生。モータースポーツを起点としたクルマづくりは、2025年のGR GT、GR GT3、LFAコンセプトの発表へとつながっている。発足から約20年の節目を迎え、同社はモータースポーツの現場でクルマと人を鍛える活動を継承・進化させていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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