ティムコがストップ高、純国産「熊撃退スプレー」を好感、特許出願中の新技術

■カプサイシン2%超で高威力、日本製熊スプレー

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は10月29日、前日比300円(25.53%)高の1475円まで上昇し、ストップ高となった。同社が5月25日に発売した熊撃退スプレー「熊一目散」が改めて注目されている。全国的に熊の出没が過去最多水準に達し、登山道や住宅地付近での遭遇リスクが高まっていることが背景にある。

 同製品は、徳島県の動物医薬品メーカー・バイオ科学と酪農学園大学の佐藤喜和教授が共同開発した新商品で、現在特許出願中。国内製造により高い品質と信頼性を実現し、安全性と実用性を兼ね備えている。成分、飛距離、噴射時間、使用期限などの主要スペックは海外ブランド製品と同等以上で、国内外の安全基準を満たす。

 「熊一目散」は日本初の純国産熊撃退スプレーとして、熊や害獣被害の防止を目的に一般消費者でも扱いやすい設計とした。アルミ耐圧缶を用いた軽量ボトルで、女性でも握りやすいサイズを採用。主成分にカプサイシンを2%以上配合し、強力な噴射効果を実現している。山岳地帯やアウトドア利用を想定した安全対策用品として、今後の普及拡大が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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