デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、メドレックスと共同開発した神経疼痛治療薬の米国FDA再申請へ

■メドレックス社との共同開発が新たな局面へ

 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(東証グロース)は3月25日、メドレックス<4586>(東証グロース)と共同開発した神経疼痛治療薬「DW-5LBT」について、米国食品医薬品局(FDA)に新薬承認申請書を再提出したと発表した。同製品は、イオン液体技術を活用した新規リドカインテープ剤で、従来の市場製品と比較して、皮膚刺激性が低く、粘着力に優れているのが特徴である。

 追加解析を経て再申請に至った本製品は、帯状疱疹後の神経疼痛治療を目的としており、米国のリドカイン貼付剤市場(2023年時点で約270億円)への参入を目指している。審査期間は約6ヶ月と予想されており、企業は中長期的な業績向上への貢献を期待している。

 独自技術ILTSを用いたDW-5LBTは、運動時においても粘着力を維持できる点で従来の「Lidoderm®」を上回る可能性を秘めており、新規市場開拓への期待が高い。企業は、この革新的な医薬品が神経疼痛治療の新たな選択肢となることを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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