【株式市場】日経平均891円安で3日続落、AI・半導体株に売り殺到、国内10年債利回り1.75%に上昇

■非鉄金属や情報・通信、電気機器など景気敏感株が下落、上昇は陸運のみ

 11月18日、日経平均株価の前引けは891円35銭安の4万9432円56銭と大幅に3日続落し、節目の5万円台を割り込んだ。下げ幅は一時1200円超まで広がり、その後はいったん下げ渋ったものの回復は限定的だった。前日の米国株市場でハイテク株中心にリスク回避の動きが強まり、国内でも長期金利の急上昇が重なったことで売りが膨らんだ。10年物国債利回りは一時1.75%と約17年半ぶりの水準を付け、政府の大型経済対策による財政悪化懸念から円と国債が売られた。為替市場では対ドルで1ドル=155円台前半、対ユーロでは1ユーロ=180円まで下落し、ユーロ導入以来の円安水準が投資家心理を圧迫した。

 東証プライム市場の前場売買高は10億8928万株、売買代金は2兆7976億円。値上がりは約330銘柄にとどまり、値下がりは1210銘柄前後と全体の75%超を占めた。業種別では33業種中32業種が下落し、上昇は陸運のみ。非鉄金属、情報・通信、電気機器、機械、石油・石炭、銀行など金利や景気動向に敏感な業種が下げを主導した。

 AI(人工知能)や半導体関連ではソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)、KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)など主力株が大きく値を下げ、米金利低下期待の後退と国内金利上昇が同時進行するなか、高PER銘柄にポジション調整が広がった。

 個別では、値上がり率上位にラックランド<9612>(東証プライム)、ニチコン<6996>(東証プライム)、アルゴグラフィックス<7595>(東証プライム)、第一稀元素化学工業<4082>(東証プライム)、ギフティ<4449>(東証プライム)が並んだ。

 一方、値下がり率上位にはLink-Uグループ<4446>(東証プライム)、グローバル・リンク・マネジメント<3486>(東証プライム)、KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)、オルガノ<6368>(東証プライム)、JX金属<5016>(東証プライム)などが入り、素材・半導体・金融関連の下げが顕著だった。

 売買高首位はジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)で2億株超をこなし、NTT<9432>(東証プライム)、東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)、ソニーフィナンシャルグループ<8729>(東証プライム)、ソフトバンク<9434>(東証プライム)など主力株にも売りが波及した。

 クラウドワークス<3900>(東証グロース)や免疫生物研究所<4570>(東証グロース)、RSC<4664>(東証スタンダード)はストップ高となった一方、GVA TECH<298A>(東証グロース)やBitcoin Japan<8105>(東証スタンダード)はストップ安となり、物色の偏りが強い展開だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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