ヌーラボ、自己株式取得とストックオプション発行を決定、株主還元と人材強化を推進

■資本効率向上へ1億円の自社株買い、従業員インセンティブも拡充

 ヌーラボ<5033>(東証グロース)は11月18日、自己株式取得の実施および従業員向けストックオプション(新株予約権)の発行を決定したと発表した。株主還元と資本効率の向上、将来の機動的な資本政策に活用するため、市場買付けによる自己株式取得を行う。発行済株式総数(自己株式を除く)に対し2.02%に相当する13万1000株、取得総額1億円を上限とし、2025年11月19日から2026年2月28日までに取得する予定である。

 同時に、従業員の業績向上意欲や士気を高め、企業価値向上に資することを目的として、新株予約権5万5000個を無償で付与するストックオプション制度を導入する。同予約権は執行役員2名に割り当てられ、行使期間は2027年11月19日から2035年11月18日までと定められた。株式数や行使価額は株式分割などの条件に応じ調整される仕組みで、譲渡制限や取得条項を備え、不正行為などの場合は無償取得が可能とされている。

■Cacoo利用400万人超、チームワーク支援サービスの利用拡大が続く

 また、同社はプロジェクト管理ツール「Backlog」の有料契約件数が1万5000件を突破し、オンラインホワイトボード「Cacoo」の累計利用者数も400万人を超えたと明らかにした。チームによる自律的な協働を支援する「チームワークマネジメント」思想のもと、国内外での利用が拡大しており、引き続きサービス強化を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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