資生堂、エリクシール「リンクルクリーム」累計1600万本突破、独自レチノール技術で市場首位を維持

■純粋レチノールと独自成分を配合、シリーズ累計100賞を受賞

 資生堂<4911>(東証プライム)は11月21日、シワ改善薬用化粧品「エリクシール レチノパワー リンクルクリーム」の世界累計出荷本数が1,600万本(シリーズ累計出荷本数:2017年6月~2025年9月)を突破したと発表した。同製品は8年連続でシワ改善薬用化粧品市場の売上首位(インテージSRI+)を維持しており、日本で唯一、医薬部外品のシワ改善有効成分として認可された「純粋レチノール(医薬部外品のシワ改善有効成分として認可)」を配合している点が特徴である。2025年9月21日に実施したリニューアルでは、独自機能成分「コラジェネシス」や厳選成分「ザイムショットCP」を新たに組み合わせ、ハリとうるおいの両立を追求した処方へと進化させた。シリーズとしては累計100賞のベストコスメを受賞しており、専門家からも高い評価を得ている。

 シワ改善市場は2017年から2024年で約5.5倍に拡大しており、生活者の関心が年々高まる中、同製品には継続利用を促す「リンクルクリーム継続応援キャンペーン2025年第4四半期」も設定されている。施策期間中、対象製品を2本購入しバーコード2枚で応募すると、つけかえ用特製Sサイズ(15g・非売品)が1本進呈される。さらに、同製品は伸びが良くみずみずしい使用感が特徴で、目もとや口もと、額、眉間など幅広い部位に密着する点が支持を集める要因である。朝はUVカット効果のある化粧品を重ねることで使用でき、「ならし使い」による段階的な利用も推奨されている。

 資生堂は、純粋レチノールを安定的に配合するために独自の「レチノール トリプルロックテクノロジー」を開発し、光や酸素に弱い同成分を守る処方・製造・容器技術を確立した。ブランド「エリクシール」は1983年の誕生以来、コラーゲン研究に基づくエイジングケアを軸に「つや玉」のある肌を提案してきた。今回の累計1,600万本突破とリニューアルは、同ブランドの研究開発力と市場ニーズの双方に支えられた成長であり、シワ改善分野における存在感をさらに高めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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