一家HD、8月度売上13.7%増、既存店で客数・単価改善し屋台業態とラムちゃん好調

■店舗数85店、改装休業2店も全体業績は好調

 一家ホールディングス<7127>(東証スタンダード)は9月5日、グループの飲食事業部における2025年8月度の月次実績を公表した。同月の新規出店や閉店はなく、屋台屋博多劇場門前仲町店と大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん御徒町店で店舗改装・メンテナンスによる休業が行われた。8月末時点の店舗数は85店で、前年同月比で増加した。主力ブランドは「こだわりもん一家」「屋台屋博多劇場」「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」「にのや」「韓国屋台ハンサム」で構成されている。

 全店ベースでは、8月の売上高は前年同月比13.7%増と大幅な伸びを示した。客数は4.7%増と前年を上回り、客単価も8.6%増と堅調に推移した。既存店ベースでは売上高が8.7%増、客数は1.1%増、客単価は7.5%増となり、集客・単価の双方で改善が見られた。屋台屋博多劇場業態は売上高9.4%増と伸長し、ラムちゃん業態も13.3%増と高水準を記録した。

 一方で「こだわりもん一家」業態は売上高4.7%減、客数10.3%減と前年を下回ったが、客単価6.2%増と高止まりしている。韓国屋台ハンサムは売上高7.2増%と持ち直しを見せた。全体としては主力の大衆酒場・ジンギスカン業態がけん引役となり、外食需要回復の追い風を受けて増収基調が鮮明となった。改装店舗の営業再開後の動向も注視される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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