BlueMemeと九州大学、量子AI「QTFPred」成果が国際誌掲載

■少量データでも高精度予測を実現、生命科学の解析限界を突破

 BlueMeme<4069>(東証グロース)は12月2日、九州大学との共同研究により開発した量子AI搭載ゲノム解析技術「QTFPred」の研究成果が国際学術誌「Briefings in Bioinformatics」に掲載されたと発表した。転写因子の作用解析に不可欠なデータが不足する領域において、量子機械学習を活用することで従来の深層学習では到達が難しかった高精度な予測を可能にした点が特徴である。生命科学分野における解析高度化と実用化に向けた一歩となる成果となった。

 同研究では、量子ビットの特性を生かして複雑な情報構造を表現できる独自モデル「QTFPred」を構築し、ヒト細胞データで既存AIを上回る精度を確認した。少量データ環境でも安定した予測性能を示し、転写因子の協調的結合パターンも明らかになったことから、生命現象理解や創薬研究の深化につながる成果と評価されている。米国人類遺伝学会(ASHG2025)での採択に加え、インパクトファクター7.7を有する同誌に掲載されたことは国際的な評価の高さを裏付ける。

 BlueMemeと九州大学は、今後、クロマチン解析や疾患ゲノム領域への適用拡大、実機量子コンピュータでの検証、創薬・個別化医療への応用を進める方針である。研究陣は量子計算が持つ並列性が今後の大規模生命データ解析を支える鍵になると見ており、量子AI技術の社会実装を加速させる考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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