
■フィジカルAI関連が急浮上、ヒーハイストの技術に市場の視線集中
ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は12月3日、一般社団法人京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)への参画が報じられ、関連銘柄として100円高(16.39%高)の710円まで買われ、連日ストップ高買い気配となっている。日本経済新聞が日本企業によるヒューマノイド量産への連携加速を伝えたことに加え、米国トランプ政権がロボティクス分野を支援するとの報道も追い風となり、フィジカルAI関連への注目が急速に高まっている。市場では同社の技術が量産化の鍵を握るとの見方が強まった。
KyoHAは2025年に設立された産学連携組織で、日本の主要機械メーカーや半導体メーカー、電子部品メーカーが横断的に結集する枠組みへ発展している。世界的にヒューマノイド開発競争が激化する中、日本では災害対応や労働力不足解消を背景に高度ロボティクス需要が急増しているが、国産ハードウェア体制の遅れが課題であった。同団体は京都を拠点に技術とリソースを統合し、国産ロボティクス産業再構築を推進する。
ヒーハイストは直動機器や精密加工技術を強みとし、世界初の転がり案内式球面軸受を開発するなどロボット関節部品で高い評価を得ている。今回の参画により、医療、産業機械、災害対応、モビリティなど応用領域の拡大が期待される。KyoHAは「ヒューマノイドのための日本連合」として参画拡大を進め、研究開発から実装まで一体的な産業基盤の確立を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















