And Doホールディングス、26年6月期中間期は利益下方修正も通期増益予想据え置き

(業績修正速報)
 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は2月9日に26年6月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績予想の修正を発表した。売上高は期初予想を上回ったが、各利益予想を下方修正した。不動産売買事業の大型案件売却の下期への期ズレ、成長に向けた人材補強などの先行投資、ハウス・リースバックのファンド譲渡における利益率低下などが影響した。ただし通期の増益予想を据え置いた。成長事業と位置付ける不動産売買事業の営業人員の確保が進展しているほか、中古住宅買取再販の売上高が大幅に伸長して資産回転率の改善に寄与している。リフォーム事業については2月5日に譲渡完了した。積極的な事業展開で通期ベースでの収益拡大を期待したい。株価は25年12月の直近安値圏から切り返して基調転換を確認した形だ。高配当利回りも支援材料であり、戻りを試す展開を期待したい。なお2月13日に26年6月期中間期決算発表を予定している。

■26年6月期中間期利益予想を下方修正だが通期増益予想据え置き

 26年6月期中間期の連結業績予想は2月9日付で修正して、売上高が前年同期比27.7%減の259億71百万円、営業利益が75.6%減の3億92百万円、経常利益が70.6%減の5億15百万円、親会社株主帰属中間純利益が93.0%減の80百万円とした。

 前回予想(25年8月14日付の期初公表値)に対して、売上高は21億21百万円上回ったが、営業利益を5億07百万円、経常利益を4億84百万円、親会社株主帰属中間純利益を5億79百万円、それぞれ下方修正した。不動産売買事業の大型案件売却の下期への期ズレ、成長に向けた人材補強などの先行投資、ハウス・リースバックのファンド譲渡における利益率低下などが影響した。

 ただし通期の連結業績予想は前回予想(25年8月14日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比15.0%減の550億円、営業利益が10.6%増の29億円、経常利益が1.9%増の30億円、親会社株主帰属当期純利益が18.4%増の27億72百万円としている。配当予想も据え置いて前期比1円増配の46円(期末一括)としている。連続増配で予想配当性向は33.1%となる。

 セグメント別利益(調整前営業利益)の計画は、フランチャイズ事業が5.2%増の20億20百万円、不動産売買事業が73.0%増の35億15百万円、不動産流通事業が85.3%減の75百万円、金融事業が122.8%増の4億円、ハウス・リースバック事業が58.9%減の9億30百万円としている。なお当期より事業セグメントを変更し、不動産流通事業は規模の縮小に伴って不動産売買事業に、リフォーム事業は事業譲渡のためその他事業に含む。

 重点施策としてフランチャイズ事業は都市部を中心に新規加盟獲得に注力する。不動産売買事業は中古住宅買取再販を強化し、利益率および回転率の改善を図る。金融事業は都市部を中心に取り組みを強化し、残高積み上げのペースアップを図る。ハウス・リースバック事業は取扱件数を大幅抑制するが、金融事業の補助的役割などポジションを変えて継続する。

 26年6月期は期初時点で、ハウス・リースバック事業縮小と不動産売買事業強化のためウエイトシフト期間と位置づけ、不動産売買事業の人員補強から業績転嫁へのタイムラグを考慮して下期偏重の計画としている。また特別利益にリフォーム事業譲渡益(2月5日に譲渡完了)の計上を見込んでいる。中間期の利益予想を下方修正したが、成長事業と位置付ける不動産売買事業の営業人員確保が進展しているほか、中古住宅買取再販の売上高が大幅に伸長して資産回転率の改善に寄与している。積極的な事業展開で通期ベースでの収益拡大を期待したい。

■株価は基調転換して戻り試す

 株価は25年12月の直近安値圏から切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破し、基調転換を確認した形だ。高配当利回りも支援材料であり、戻りを試す展開を期待したい。2月9日の終値は1116円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS138円90銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(会社予想の46円で算出)は約4.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS923円77銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約223億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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