【銘柄フラッシュ】イーター電機など急伸し新上場のミズホメディーは買い気配

銘柄

 17日は、昨日発表になった11月の訪日外客数(日本政府観光局)が前年同月比41%増加して相変わらずの急増となったことなどが好感され、丸井グループ<8252>(東1)が6.8%高となって2006年以来の高値に進み、象印マホービン<7965>(東2)は4.4%高、駅探<3646>(東マ)は7.3%高。シノケングループ<8909>(JQS)は「民泊」事業に乗り出すとの発表などがあり9.9%高となり、資本系列のプロパスト<3236>(JQS)は27.3%ストップ高となった。

 政府が育成を目指すフィンテック(金融IT)関連事業を行なうテックビューロ(大阪府)との提携を材料に急伸する銘柄が相次ぎ、2月4日に提携を発表したインフォテリア<3853>(東マ)は昨日まで6日連続ストップ高となり、本日は大引けで反落したが一時14.3%高まで上げて連日高値を更新。さくらインターネット<3778>(東1)は16日にテックビューロのクラウド技術製品の提供を発表し、本日で2日連続ストップ高の22.0%高。食い散らかすような買い方との見方はあるが、アイリッジ<3917>(東マ)は本日11時30分過ぎに提携を発表したが株価は朝から急伸して10時30分頃にストップ高の18.8%高。

 ラクーン<3031>(東1)セレス<3696>(東マ)は越境EC拡大や好業績といった材料に(社)FinTech協会への加入発表が加わり売買急増。

 寿スピリッツ<2222>(東1)は洋菓子会社の買収などが好感されて7.6%高。フルスピード<2159>(東マ)は業績上ブレ期待などが言われて18.5%高と急伸し、イーター電機工業<6891>(JQS)は16日発表の四半期決算や監理銘柄の解除が好感されて27.5%高と急伸した。

 本日は新規上場が2銘柄あり、ミズホメディー<4595>(JQS・売買単位100株)はインフルエンザ検査薬などの診断薬を開発・製造し、前後場とも気配値をセリ上げ続けて初値がつかず、大引けは気配値で推移する場合の本日上限の2530円(公開価格1100円の2.3倍)の買い気配。

 オープンドア<3926>(東マ・売買単位100株)は旅行関連情報サイト「トラベルコちゃん」などを運営し、9時45分に公開価格3820円を23%上回る4710円で売買が成立して初値がつき、高値は後場の5400円、大引けは5120円となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る