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三菱電機、オランダ鉄道向けに車両用電機品を出荷、CAF社から300両分を受注、7月納入開始
- 2025/8/4 17:45
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■過去の706両分の実績が新規受注の礎に
三菱電機<6503>(東証プライム)は8月4日、オランダ鉄道の2階建て新型車両「DDNG」向けに車両用電機品の出荷を開始したと発表した。同社はスペインの車両メーカーCAF社から60編成・300両分の受注を受け、7月に出荷を開始。2031年までに出荷を完了する予定で、これによりオランダ鉄道への累計納入実績は266編成・1,006両分に達する見込みとなっている。
今回の受注は、同社が2015年および2019年にCAF社から受注し、2022年までに706両分を出荷した実績が評価されたものである。既に営業運転を行っている「SNG」車両での安全・安定運行への貢献が認められ、DDNG車両にも同社の主電動機や推進制御装置などが採用された。また、三菱電機が出資するポーランドのMEDCOM社製の補助電源装置もDDNGに搭載される。
三菱電機は、欧州市場での顧客基盤強化を図りつつ、鉄道インフラの安全と信頼性向上に貢献する姿勢を示している。納入される電機品は、4両編成30本と6両編成30本に対応するものであり、今後の欧州展開においても重要な実績となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)