安藤ハザマ、ダム用バイブレータ遠隔操作システムを実証、省人化施工へ前進

■遠隔操作・自動走行・自動締固めの3プログラムでダム施工の自動化を実現

 安藤ハザマ<1719>(東証プライム)は3月11日、ダム用油圧ショベル型バイブレータの遠隔操作と自動運転を実現するシステム「RABV(ラ・ビブ)」を開発し、実証実験を行ったと発表した。ダム堤体コンクリート打設機械の遠隔化・自動化に向けた取り組みの一環で、熟練技能者の高齢化や就業人口の減少が進む建設業界において、省人化・省力化の実現を目指す。特にダム工事は僻地での作業や高度な技能が求められるため、締固め作業を担う油圧ショベル型バイブレータ(バイバック)の遠隔化・自動化が重要な課題となっている。

 今回開発した「RABV」は、遠隔操作プログラム、自動走行プログラム、自動締固めプログラムの3つで構成される。専用端末を用いることで、バイブレータの旋回や振動の開始・停止を遠隔操作できるほか、堤体コンクリート打設のレーンスケジュールに基づく自動走行や、計画に沿った締固め作業の自動化が可能となる。さらに、バイバックに搭載したLiDARによりコンクリート形状を認識し、バイブレータの差し込み位置や順序の修正、コンクリート表面高さに応じた引き抜き判断などを自動で行う機能も備える。

 ダムコンクリートの模擬材を用いた実証実験では、各機能が有効に作動し、適切なコンクリート締固めが実施できることを確認した。今後はさらなる実証実験を重ねるとともに、国土交通省が示す「自動施工における安全ルール」への適合を図り、製品としての信頼性向上を進める。最終的には同社のダム施工現場への適用を予定しており、ダム堤体コンクリート打設機械の遠隔化・自動化を一層推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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