【株式市場】東証1部への昇格銘柄や新規上場株は高いが日経平均は軟調

株式市場

◆日経平均の終値は1万8769円06銭(20円63銭安)、TOPIXは1516.19ポイント(7.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)はは19億1288万株

チャート5 25日の東京株式市場は、12月期末の配当・株主優待を確保する買い付け期限(権利付最終日)に当たり、日経平均は11時にかけて81円01銭(1万8870円70銭)まで上げる場面があった。しかし、今夜のNY市場がXマス休場のため不透明感があり、12月配当の銘柄はキヤノン<7751>(東1)や利回り5%の大塚家具<8186>(JQS)など総じて安い銘柄が多く、後場の日経平均は13時頃から軟調に転じて一時45円25銭安(1万8744円44銭)まで軟化した。主な株価指数の中では東証2部指数が高い。

 日本水産<1332>(東1)が複数の証券の積極評価など好感されて連日急伸し、24日から東証1部に昇格したピエトロ<2818>(東1)、25日から東証1部に昇格した綿半ホールディングス<3199>(東1)は共に活況高。イトーヨーギョー<5287>(東2)は「無電柱化」関連製品が東京五輪に向けて注目との見方などがありストップ高。ブランジスタ<6176>(東マ)は「越境EC」(国際間の電子商取引)新製品期待が言われてストップ高。

 本日新規上場の一蔵<6186>(東2・売買単位100株)は着物、和装の直営店「一蔵」「いち瑠」」などを展開し、取引開始と同時に公開価格1210円を2%上回る1236円で初値がついた。高値は前場の1259円、安値は後場の1113円、終値は1120円。

 東証1部の出来高概算は19億1288万株、売買代金は1兆6049億円。1部上場1936銘柄のうち、値上がり銘柄数は509銘柄、値下がり銘柄数は1362銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、値上がり率の上位の業種は、水産・農林、保険、小売り、医薬品、食料品、その他製品、精密機器となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る