ワークマンの第3四半期業績は、増収増益と堅調

ワークマン 7564

■低価格で新たな機能を加えたPB商品の売上が好調

 ワークマン<7564>(JQS)の第3四半期業績は、増収増益と堅調であった。低価格で新たな機能を加えたPB商品の売上が好調で、売上構成比は前年同期比で3.4ポイント増加した。

 16年3月期第3四半期業績は、営業総収入386億29百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益71億61百万円(同6.8%増)、経常利益80億14百万円(同6.3%増)、純利益47億08百万円(同6.8%増)となった。

 販売では、初の試みとしてツーリングやオートバイ、釣りなどアウトドア関連企業、マスコミにも呼びかけ開催した「秋冬PB商品発表会」や情報誌への商品掲載など、これまでにないメディア戦略の推進で、客層拡大に向けた広告プロモーションも展開した。

 第3四半期累計期間では、開店12店舗、スクラップ&ビルド3店舗、賃貸借契約満了による閉店1店舗で、15年12月31日現在の営業店舗数は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より7店舗増の648店舗、直営店(加盟店B契約店舗及びトレーニング・ストア)は前期末より4店舗増の112店舗で、合計760店舗となった。

 新しいPB商品の開発に加え、販売面でのメディア戦略の推進と、新規出店により、今後も事業の拡大が予想される。

 通期業績予想は、営業総収入502億40百万円(前期比3.8%増)、営業利益87億40百万円(同4.9%増)、経常利益99億円(同4.6%増)、純利益63億20百万円(同7.6%増)を見込む。

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