京写減益決算発表だが上伸、4カ月前に修正公表で織込み済み、期末一括8円配当の利回り2.5%に魅力

銘柄 相場欄

 京写<6837>(JQ・100株)は、決算発表数字は芳しくなかったが、15円高の322円と反発、悪材料出尽くしの展開となっている。前週末に今3月期・第3四半期(4~12月期)決算を発表、前年同期比10.1%増収、営業利益34.6%減益で通期でも前期比7.5%増収、営業利益23.6%減益の見通し。しかし、通期の下方修正は昨年9月30日付けで発表済みで、この時点から4カ月経過しているため株価には完全に織込んでいる。中国の減速で生産調整等を進めたためだ。プリント配線板において家電製品分野での受注が回復、自動車関連の好調、国内での実装関連も伸長、全体として上向き始めていることから次期の増益が期待されそうだ。今期EPSは40.4円、配当年8円(期末一括)の見通しで、PER割安に加え利回りも2.48%と高い。早めの下方修正発表は早めの事業環境への対応が進んでいることであり中期注目できる水準といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る