メガバンクが再び下値を探りみずほFGも遂に昨年来の安値

株式市場 銘柄

■日銀「マイナス金利」の副作用を織り込む売りをやり過ごす

 3日は大手銀行株が再び下値を探る展開になり、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)<8411>(東1・売買単位100株)は取引開始後に190.3円(3.8円安)まで軟化して2015年2月につけた昨年来の安値191.0円を遂に割り込み、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1・売買単位100株)は3525.0円(128.0円安)まで軟化して昨年来の安値を4日続けて更新した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1・売買単位100株)は昨日の安値を保っているが3%安の562.0円(16.4円安)前後となっている。

 銀行株は、日銀の「マイナス金利」政策の副作用が現れるとして注目されているが、みずほFGなどはもともと配当利回りの高い銘柄のため、3月末の配当権利取りの頃までには売りが一巡して配当取り相場に移行する可能性が言われている。

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