【株式市場】好業績株など強く円高弱まり日経平均は5日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は1万7004円30銭(184円71銭高)、TOPIXは1380.41ポイント(11.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億3803万株

チャート13 8日後場の東京株式市場は、前日比で小高かった円相場が13時頃から円安気味に転じたことなどが好感され、日経平均も13時頃から堅調相場に転換。その後は時間と共に上値をって14時30分頃に一時279円42銭高(1万7099円01銭)まで上げた。5日ぶりに反発し、終値では2営業日ぶりに1万7000円を回復した。主な株価指数はすべて高くなった。

 後場は、円安を受けて王子製紙<3861>(東1)などの紙パ株が上げ、建設株も高い。正午に月次動向を発表したトレジャー・ファクトリー<3093>(東1)が一段ジリ高となり、ホーチキK<6745>(東1)は13時に四半期決算を発表してから動意を強めてジリ高。MRT<6034>(東マ)は引き続きスマホ・タブレットを用いた遠隔診療サービスなどが材料視されてストップ高となり、シンバイオ製薬<4582>(JQG)は帝京平成大学と革新的な抗がん治療薬の共同開発などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は27億3803万株(前引けは13億6049万株)、売買代金は2兆5991億円(同1兆1889億円)。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は1464(同1092)銘柄、値下がり銘柄数は407(同728)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、建設、情報・通信、海運、化学、倉庫・運輸、電力・ガス、サービス、医薬品、小売り、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る