【高配当銘柄】インフォコムの今3月期配当は4円増配の年22円(期末一括)、3年保有なら株主優待ポイント2倍、営業利益22%増益

配当特集

 インフォコム<4348>(JQ・100株)は、2016年3月期の配当は前期から4円増配の年22円配当(期末一括予想)とする。さらに、優待ポイントが贈呈される株主優待(毎年9月末時点の株主)があり、配当をゲットして年間で保有すれば総合利回りはかなり魅力的である。その株主優待はグループ会社の運営する、『オーガニックサイバーストア』での利用が可能なポイント、または希望の商品と交換できる。100株以上500株未満で1000ポイント、500株以上1000株未満2000ポイント、1000株以上3000ポイントである。さらに、株式を3年以上保有するとポイントがそれぞれ2倍となる嬉しい特典がある。

 同社は、商社系情報子会社とメーカー系子会社が合併して誕生した会社で双方のノウハウの強みを持っている。一般消費者向けネットビジネス(BtoC)と、企業向けITサービス(BtoB)の両方を展開している。

 業績は好調。2016年3月期・第3四半期は前年同期比で営業利益が2.1倍の20億8100万円と大きく伸長。今3月期通期では、売上が前期比6.7%増の430億円、営業利益22.0%増の44億円、1株利益31.0円の見通し。ただ、純利益は自社保有データセンターを利用したサービス提供終了による構造改革費用等を特別損失として計上するため60.9%減益の見通し。ただし、今期限りの一過性のものである。中期経営計画では、2021年3月期に売上1000億円、営業利益100億円と今期予想数値に対し売上及び利益とも2.3倍を計画している。この時の1株利益は100円に近いものとなろう。先行き見通しは明るい。

 株価は昨年暮れに高値1535円と買われたあと高値圏でモミ合っていたが、好業績、好利回りが見直され1月29日には1735円と一気に新高値に踊りでている。しかし、このところの市場の地合いの悪さで、株価は1415円(2月10日)と下げたが、中長期での投資にぴったりといえるだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る