【銘柄紹介】ジャパンミートは関東一円の「食」を担う総合企業、今7月期増益、期末一括10円配当

銘柄紹介

 ジャパンミート<3539>(東2)は、本年4月21日に東京証券取引所第二部に上場。1978年に精肉卸売りで事業をスタートしたジャパンミートグループは、いまや関東一円の食を担う総合企業へと大きく成長を遂げている。現在、専門性を有する精肉、青果、鮮魚、惣菜の各部門を直営し、大手ホームセンタージョイフル本田内および路面店スーパーマーケットを中心に事業を展開している。

 焼肉店などの外食事業にも進出しているほか、2013年には東京都心部を中心にスーパーを展開する「肉のハナマサ」を傘下に収め、高い成長を維持している。本年は、東京芝浦に新社屋として東京本部ビルを建設するとともに、茨城県東茨城郡茨城町にあらたな加工物流拠点の設立を予定している。

 今2016年7月期第3四半業績実績は、売上高が727億9800万円、営業利益が34億8600万円、経常利益が34億8600万円、純利益が20億9300万円に着地。

 通期業績予想は、売上高が958億0700万円(前期比4.7%増)、営業利益が43億2400万円(同24.4%増)、経常利益が43億0300万円(同21.0%増)、純利益が26億9400万円(同45.2%増)を見込んでいる。配当予想は期末一括10円を予定している。

 株価は、4月21日の上場初値は公開価格の1010円を上回る1040円、同日安値995円を底に6月6日高値1454円と買われた後、6月24日安値1079円まで調整を挟んで7月11日に1690円の上場来高値と上値を伸ばしている。第3四半期営業利益は通期計画に対する進捗率が80.6%と順調に推移。来17年7月期増収増益の続伸が観測されており、高い成長が続くとの期待感は高まる。押し目買い優位に上昇基調を強めるか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る