投機筋の投げか「円」一時112円台に急伸、米利上げペースダウンの観測で

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■イエレン証言など受けシンガポールで一時112円66銭に急伸し1年3ヵ月ぶりの円高に

 2月11日11時過ぎに伝えられたシンガポール発ロイター通信の報道によると、11日の同国外為市場で円相場がドルに対して一時112.66円をつけ、2014年11月以来1年3ヵ月ぶりの円高となった。13時を回っては113円台まで戻っている模様だが、東京市場の10日夕方の水準は114円85銭前後だったため、一時は一気に2円以上も円高が進んだことになる。

 イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長が米国時間10日、下院金融委員会で証言し、利上げについてペースダウンもあり得る考えを示したと受け止められ、米国の金利上昇によるドル高を見込んでいた投機筋が一転ドル売りに走ったったとの見方がある。米FRBは2015年12月に約9年ぶりの利上げを行ない、これまでのイエレン議長の発言などから、早ければ16年3月にも追加の利上げを予想する雰囲気が出ていた。

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