【株式市場】財政出動の期待などから幅広く買われ日経平均は一時729円高

株式

◆日経平均の終値は1万6746円55銭(661円04銭高)、TOPIXは1349.61ポイント(48.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億8977万株

チャート2 2日後場の東京株式市場は、財政出動の期待などから前場の日経平均649円高を受けて含み益回復の期待などから東京海上ホールディングス<8766>(東1)が一段ジリ高となるなど、保険株や銀行株の強さが目立ち、日経平均は13時50分頃に729円74銭高(1万6815円25銭)まで上げた。ただ、前場上昇の目立った自動車株などが高値膠着となり、日経平均も高値もみあいに転じた。主な株価指数はすべて高い。

 後場は、自動車、電気・精密株などが高値モミ合いに転じた中で、JFEホールディングス<5411>(東1)が円安再燃や市況回復期待などで一段ジリ高となり、アルプス電気<6770>(東1)もスマートフォン向け依然好調との見方などで強含んだ。サイバーコム<3852>(東2)は次世代高速通信技術「5G」への期待などで急伸し、ドーン<2303>(JQS)はドローン関連株人気を集めてストップ高を継続。

 本日新規上場のバリューゴルフ<3931>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値で上げる際の本日の上限の2944円(公開価格1280円の2.3倍)の買い気配。

 東証1部の出来高概算は24億8977万株(前引けは12億333万株)、売買代金は2兆5934億円(同1兆2115億円)。1部上場1942銘柄のうち、値上がり銘柄数は1824(同1828)銘柄、値下がり銘柄数は82(同81)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、保険、海運、電気機器、機械、輸送用機器、卸売り、非鉄金属、金属製品、銀行、精密機器、などとなった。

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