電算システムはフィリピン最大手の収納代行窓口企業、シーアイエスバヤドセンター社と合意覚書を締結

IR企業情報

■両社共同で同国内の小売業店舗の開拓をすることに合意

 電算システム<3630>(東1)は10日、フィリピン最大手の収納代行窓口企業であるシーアイエスバヤドセンター社と収納代行サービス事業に関する合意覚書を締結したことを発表した。

 当社とバヤドセンターは、当社が日本で提供している収納窓口サービス、ビズエージェントをフィリピン国内の小売業店舗で収納代行が取扱いできるよう専用のソフトウェアとして開発の上バヤドセンターに提供し、両社共同で同国内の小売業店舗の開拓をすることに合意した。

 合意の背景には、フィリピンの収納代行サービスは、日本で行われているようなバーコード等で統一した収納方式がないことから、企業、政府機関が発行する請求書を消費者がバヤドセンターの窓口に差し出し支払い受付する際の取扱業務は、請求書を発行する企業、政府機関ごとで、それぞれ異なっており、煩雑な処理が必要となり受付に時間がかかっているという現状がある。また、窓口を利用する消費者にとっても、料金支払いのために長い列に並ぶ必要があり、多くの時間を費やしている。このような業務の簡素化を実現するために、当社とシーアイエスバヤドセンター社は収納代行サービス事業に関する覚書書を締結した。

 覚書書の具体的な内容は、当社は、提供するソフトウェア、サービスの提供の対価として、バヤドセンターから利用料金を受け取る。また、当社の社員を同社に派遣すると共に日本からのサポート体制を整えてサービス運営の支援を行うことと合わせ、両社で今後のビジネス・パートナーシップの更なる構築を推進する。

 当社は、2020年までの長期経営計画において、日本国内で培ってきたIT技術と蓄積された収納代行サービスのノウハウを海外に展開することで決済ビジネスの更なる拡大を目指す。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る