NECはX線天文衛星「ひとみ」のシステム設計など担当するが底堅い

株式市場 銘柄

■軟調だが3月末からの下げ率は日経平均より軽い

 NEC<6701>(東1・売買単位千株)は5日、13時にかけて267円(5円安)を下値に売買をこなし、全体相場が再び急落した中で底堅い相場となった。

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)のX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の「システム設計・組み立て・試験およびインテグレーション支援を担当」(同社ホームページより)のため、同衛星の通信途絶が株価材料として懸念する様子があったが、たとえば3月末の終値283円からは5.7%安。日経平均の同じく5.9%安よりも強い展開となっている。

 NECは、日本初の人工衛星「おおすみ」(1970年打上げ)以来、「はやぶさ」など約70機にわたって人工衛星および探査機にかかわってきた。JAXAのX線天文衛星「ひとみ」については、軌道上に10個の物体があるのを米戦略軍が確認したと伝えられたため、「空中分解」を想像させ、一時は宇宙ゴミとの衝突説も出た。もし「空中分解」だとすれば、日本の宇宙衛星の歴史の中で、大気圏への突入時を除くとほとんど初めての事態。株式市場関係者の中には、自壊は考えにくいとして、原因を外部からのレーザー攻撃などと宇宙戦争映画なみに想像をたくましくする向きもある。

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