セブン&アイHDは連続最高益の決算など好感し反発

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■鈴木敏文会長兼CEO引退は大きく影響しない様子

 セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1・売買単位100株)は8日、反発の始まりとなり、取引開始後に4563円(74円高)まで上げ、昨日までの3日続落から出直る始まりとなった。昨7日に2016年2月期の決算を発表し、今期・17年2月期の見通しも連続最高益を更新する見込みとしたことなどが好感されている。鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)の引退も発表になったが、これが好感されたかどうかは測りがたいようだ。

 16年2月期の連結業績は、売上高にあたる営業収益は前年同期比0.1%増の6兆457億円となり、営業利益は同じく2.6%増の3523億2000万円となった。一方、純利益は、百貨店そごう・西武の閉店に伴う構造改革費用があり、同7.0%減の1609億3000万円だった。

 今期・2017年2月期の業績見通しは、連結営業収益を16年2月期比2.1%増の6兆100億円、営業利益を同7.8%増の3890億円とし、最高益を連続で更新することになる。

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