【株式市場】海外勢の買い直し説など言われ日経平均は大引け間際に一段高

株式

◆日経平均の終値は1万5928円79銭(177円66銭高)、TOPIXは1299.35ポイント(19.56ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億3832万株

チャート15 12日後場の東京株式市場は、前場の日経平均一時203円高の要因として、年初から売り先行姿勢だった海外勢の買い直し説や国内年金勢の買い観測などが言われ、トヨタ自動車<7203>(東1)が一段強含んだほか、新日鐵住金<5401>(東1)は原油・資源市況の回復期待などで値上がり率7%台に拡大。日経平均は200円高前後で高値もちあいを継続し、大引け間際には211円90銭高(1万5963円03銭)まで上げて大幅反発となった。主な株価指数の中では東証マザーズ指数が小反落となった。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などメガバンク3銘柄の値上がり率がそろって5%台になるなど主力株の出直りが目立ち、日本カーバイド工業<4064>(東1)は「空中ディスプレイ」への期待が再燃とされて高値を更新など、材料株物色も活発。総医研ホールディングス<2385>(東マ)は抗疲労食品への期待などが言われてストップ高となり、朝日ラバー<5162>(JQS)はDNA解析装置用チップなどへの注目が再燃とされて出直りを拡大。

 東証1部の出来高概算は21億3832万株(前引けは10億7633万株)、売買代金は2兆848億円(同1兆107億円)。1部上場1951銘柄のうち、値上がり銘柄数は1331(同1530)銘柄、値下がり銘柄数は515(同331)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、証券・商品先物、鉄鋼、海運、輸送用機器、非鉄金属、機械、電気機器、パルプ・紙、その他金融などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る