【株式市場】マイナス金利の拡大予想など出て日経平均は次第に上げ幅を縮小

株式

◆日経平均の終値は1万6906円54銭(32円10銭高)、TOPIXは1365.78ポイント(2.75ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億8836万株

■グローバルウェイは上場2日目の後場、公開価格の4.7倍で初値

チャート15 20日後場の東京株式市場は、NY株高を受けてソニー<6758>(東1)などは引き続き堅調だったものの、新発20年国債、30年国債の利回りが過去最低を更新と伝えられ、4月27、28日に予定される日銀・金融政策決定会合でのマイナス金利幅拡大の予想が言われ、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)などが軟化。日経平均は前引けの102円86銭高(1万6977円30銭)から次第に上げ幅を縮小した。主な株価指数は総じて高いが、東証マザーズ指数は19日に9年3カ月ぶりに1200ポイント台を回復したこともあり6日ぶりの反落となった。

 出光興産<5019>(東1)が伸び悩みながらも2日続けて年初来の高値に進むなど、引き続き資源株がNY原油相場の回復を好感して堅調に推移。イワキ<8095>(東1)も前週発表の四半期決算などが好感されて年初来の高値。システムソフト<7527>(東2)さくらインターネット<3778>(東1)との合弁期待が広がりストップ高。ロゼッタ<6182>(東マ)は伊勢志摩サミット関連株人気や決算説明資料の開示などが言われて急伸。グラファイトデザイン<7847>(JQS)はカーボン技術を応用して軽量なドローン(小型無人機)を開発都伝わりストップ高。一方、三菱自動車<7211>(東1)は燃費試験を巡る不正行為報道が伝わりストップ安。

 上場2日目のグローバルウェイ<3936>(東マ・売買単位100株)は20日も買い気配を上げ、13時23分に公開価格2960円の4.7倍の1万4000円で初値がついた。その後は1万5400円まで上げ、終値は1万4300円。

 東証1部の出来高概算は20億8836万株(前引けは9億9570万株)、売買代金は2兆2393億円(同1兆36億円)。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は834(同1241)銘柄、値下がり銘柄数は993(同565)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、その他金融、海運、不動産、電気機器、陸運、ガラス・土石、電力・ガス、その他製品、などとなった。

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