【株式市場】日経平均は3日ぶりに3万円台を回復、後場は上げ幅600円台で推移し大幅反発

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は3万248円81銭(609円41銭高)、TOPIXは2090.75ポイント(47.20ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し14億2537万株

 9月24日(金)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東1)が一段とジリ高になり実質2000年以来の高値更新幅を広げ、川崎汽船<9107>(東1)もジリ高を続けて上場来の高値更新幅を拡大。前場に続きNY株の回復の強さや米国景気の回復期待が根強くい様子で、日経平均は後場寄りから大引けまでほぼ上げ幅600円台で推移し大幅な反発となった。終値ベースで9月17日以来3取引日ぶりに3万円台を回復した。

 後場は、パイプドHD<3919>(東1)が中盤から一段ジリ高となり、グループ企業の政治・選挙情報サイト「政治山(せいじやま)」が自民党総裁選などを前に材料視される様子。ヤシマキザイ<7677>(東2)は銀とチタンの複合素材による新型コロナウイルス不活性化が材料視されて前場ストップ高となり、そのまま大引けまで買い気配。フォースタートアップス<7089>(東マ)は9月に入り大手経済紙グループのメディアでの露出が目立つとされて前場一段高のストップ高となり、そのままそのまま大引けまで買い気配。山王<3441>(JQS)は廉価で実用性の高い水素透過膜の開発などへの評価再燃とされ一段と上げストップ高で高値を更新。

 24日新規上場のレナサイエンス<4889>(東マ)は午前10時半前に976円(公開価格670円の46%高)で初値をつけ、高値は前場の1015円(同51%高)。後場は売買交錯となり大引けは826円。

 東証1部の出来高概算は前場から増勢となり14億2537万株(前引けは7億2675万株)、売買代金は3兆5579億円(同1兆7799億円)。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は2104(前引けは2064)銘柄、値下がり銘柄数は68(同90)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、保険、鉱業、銀行、倉庫運輸、精密機器、空運、輸送用機器、証券商品先物、鉄鋼、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る