【狙い場・買い場】日清食品は決算発表後の株価見直しに期待、16年3月期は上振れの可能性

狙い場・買い場

 日清食品ホールディングス<2897>(東1・100株)は、昨年11月高値6620円に対し8合目水準にあり注目できそうだ。為替などの影響を受け難く、業績のよいことから見直されそうだ。今年2月の安値5110円を4月8日に5030円と下げ2月安値を下回ったが5000円を切らなかったことで底打ち感が台頭、やや変則ながらダブル底形成の展開となっている。

 5月中旬発表(昨年は5月14日)予定の16年3月期は営業利益7.0%増の260億円、EPS226.7円、配当年80円(前期年70円)の見通し。とくに、第3四半期で営業利益進捗率が85.6%と高い数値だったことから上振れる可能性がある。

 即席めんが、新製品効果で国内好調、中国も拡大。とくに、カップヌードルは発売45周年で改めて人気持続の高さが注目される。菓子分野の強化にも取り組んでいる。カゴメ、ジャパンフーズなど食品株の一角が新高値に進んでいることから好業績銘柄として見直すことができそうだ。5200円前後で仕込んで、決算発表後の見直し相場想を定し6000円台で利食いたい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る