日本電子材料が増額修正を好感し大きく出直る

銘柄 相場欄

■販売の前倒しや受注増による棚卸評価損の減少など奏功

 日本電子材料<6855>(東1・売買単位100株)は27日、大きく出直る展開となり、朝方に13%高の468円(53円高)まで上げて11時を過ぎても460円前後で推移している。26日の取引終了後に2016年3月期の連結決算見通しを増額修正し、営業利益は従来の3.7億円の見通しを6.3億円の見通し(前期実績は6.63億円)とし、見直す動きが広がった。

 発表によると、DRAM向けアドバンストプローブカードの販売が前倒しになった事、棚卸評価損が受注獲得により減少する見込みとなったことなどが寄与した。2月以降の回復相場では3月中旬に494円まで上げたことがあり、このときよりも業績見通しが拡大したため、常識的にはこの高値を上回っても不自然ではないことになる。

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