【株式市場】円安再燃の割に全般重く日経平均は64円高を上値に軟調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7253円01銭(100円27銭安)、TOPIXは1380.67ポイント(11.02ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億5330万株

チャート15 27日前場の東京株式市場は、早朝から1ドル111円台の円安再燃となったため、朝方は日産自動車<7201>(東1)などが高かったが、米アップル社の決算を受けて村田製作所<6981>(東1)などのアップル関連株が安く、材料株を個別に物色する様子が強まった。日経平均は朝方の64円26銭高(1万7417円54銭)を上値に重く、前引けは100円27銭安(1万7253円01銭)となった。中で、東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は小反発となった。

 信越化学工業<4063>(東1)が前3月期の決算を好感して戻り高値を更新し、日本電子材料<6855>(東1)は業績予想の増額を好感して大きく出直り、JFEシステムズ<4832>(東2)も前3月期の決算を好感して続伸。グリーンペプタイド<4594>(東マ)は急騰後の調整一巡とされて急反発し、アスコット<3264>(JQS)は筆頭株主による一部株式売却などが思惑視されストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億5330万株、売買代金は9786億円。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は605銘柄、値下がり銘柄数は1187銘柄となった。

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