28日(木)のNYダウが急反落、米GDP減速、日銀の政策にも反応、ドル108円へ急反落

ニューヨークNY NY

チャート74月28日(木)のNYダウは急反落した。悪化が目立つ日本の景気に対し28日の日銀金融政策で手が打たれなかったことに対する失望とアメリカ自体の景気も28日発表の16年1~3月GDP速報値が前期比0.5%増(15年10~12月期は1.4%増)と伸びが大きく縮小したことが響いた。終値は210ドル安の1万7830ドルと前日の51ドル高から大きく下げ、再び1万8000ドルを割り込んでいる。NYダウのEPSにも陰りがみられる。

ドルは108円前半へ急落、原油は45ドル後半。

一方、28日(木)の日経平均は、日銀の金融政策現状維持決定で、日銀とマーケットの景気の厳しさに対する認識の違いから624円安と急落した。日本のGDP(1~3月)は5月17日発表予定だが、恐らく、そうとう厳しい内容とみられるし日本の企業業績も急速に悪化している。インバウンド効果も剥落し始めている。

日経平均のNYダウに対するマイナス乖離は1164ポイントと4月20日以来の1000ポイント台へ拡大、再び、日本株売りの様相を強めている。NN倍率は0.934倍。

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