シンバイオ製薬は「困ったときのバイオ株」の見方も加わり17%高

銘柄

■パイプライン豊富で新薬への期待が強い

 シンバイオ製薬<4582>(JQG・売買単位100株)は6日の後場寄り後に一段強い展開となり、13時にかけて17%高の400円(57円高)と出直りを強めている。円相場に引き続き一段高の懸念が漂うため主力株が重く、「困ったときのバイオ株」(市場関係者)といった発想がある。同社の場合、開発中の新薬候補(パイプライン)の中で「トレアキシン」が抗がん剤としての適応症3項目で「申請」まで進んでいることなどが期待材料のようだ。

 4月中下旬に200円台前半から564円まで3倍近くに急騰。このところは2日に304円まで下げ、半値押し水準を割り込んだためヒヤリとした向きもあったようだ。だが、ちょうど25日移動平均の水準で下げ止まった形のため、予想された調整の中では深い位置で調整が一巡したとの見方が出ている。

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