
■心臓関連のクオリプスやハートシードも大きく上げ、ヘリオスは住友ファーマと連携
セルシード<7776>(東証グロース)は4月18日、再び急伸相場となり、午前10時過ぎには17%高の662円(99円高)まで上げ、「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の治験開始」に期待が集中して急伸した年初来の高値742円(3月27日)に迫っている。「同種軟骨細胞シート」に関する目新しい発表はないが、18日は住友ファーマ<4506>(東証プライム)が京都大学のiPS細胞によるパーキンソン病治療に関する報道で協力企業とされて2日連続ストップ高となり、クオリプス<4894>(東証グロース)やヘリオス<4593>(東証グロース)、ハートシード(HEARTSEED)<219A>(東証グロース)なども連想買いなどで大幅高となっている。こうした買い人気が波及して「iPS細胞」「再生医療」に関連する銘柄として注目が再燃したとみられている。
住友ファーマについては、日本経済新聞4月17日付朝刊が伝えた「iPS細胞使い『パーキンソン』治療、京大など、治験で症状改善」との報道の中で「協力企業」とされ注目が集中した。また、同日付の同紙には、「肝臓再現したミニ臓器~慶応大学など作製~」との報道もあり、同大とJSR(2024年に上場を取りやめ株式非公開化)が作製に成功と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)