【株式市場】円が一段と強含み日経平均は4日ぶりに1万7000円台を割る

◆日経平均の前引けは1万6795円96銭(291円75銭安)、TOPIXは1357.98ポイント(16.71ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億6019万株

チャート14 14日後場の東京株式市場は、引き続き原油安によるロシアルーブルの再波乱などが懸念され、一時1ドル116円台に入る円高基調のため模様ながめ気分が強まり、ブリヂストン<5108>(東1)が原油安効果があるにもかかわらず13時頃からジリ安となるなど、主力株を中心に下値を探る相場になった。日経平均は大引けにかけて一時317円15銭安(1万6770円56銭)まで下げ、終値では4日ぶりに1万7000円を割った。前場は小高かった日経JASDAQ平均も軟化した。

 中で、昼12時に業績予想の増額と東証1部記念増配を発表したトレジャー・ファクトリー<3093>(東1)は一段上げて昨年来の高値に進み、オリエンタルランド<4661>(東1)は「アナと雪の女王」のパレード開始などを期待材料に高値を更新、花王<4452>(東1)はクレディスイス証券の引き上げが伝えられて高く、資生堂<4911>(東1)は引き下げが伝えられたが高くなり、構造改革などに期待があるようだ。

 サイゼリヤ<7581>(東1)千代田インテグレ<6915>(東1)は13日に発表した第1四半期決算を好感して高値を更新し、インターアクション<7725>(東2)は第2四半期が好調で自社株買いもありストップ高となり、SHIFT<3697>(東マ)は今期の業績予想を引き上げてストップ高となった。

 東証1部の出来高概算は22億6019万株(前引けは10億2539万株)、売買代金は2兆2875億円(同1兆31億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は365(同520)銘柄、値下がり銘柄数は1413(同1207)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種(同5業種)が値上がりし、値上がりした業種は、陸運、空運、鉱業のみだった。

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