【株式市場】日経平均は次第高となり265円高、資源関連株など人気

◆日経平均は2万8208円92銭(264円97銭高)、TOPIXは1967.92ポイント(20.89ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億6821万株

 6月8日(水)前場の東京株式市場は、NY株の大幅反発、1ドル133円に入る円安などを受けて自動車株や機械、電気精密株などに高い銘柄が多く、防衛費増額などで重工大手も高い。原油高などを受けて石油株もしっかり。大手商社株は穀物高などで軒並み高値を更新。日経平均は156円高で始まり、多少高下しながら午前11時過ぎには281円78銭高(2万8225円73銭高)まで上げ、前引けも大幅高となった。

 INPEX<1605>(東証プライム)が原油高に加え地熱発電への取組など好感され約1週間ぶりに2010年以来の高値を更新。住友不動産<8830>(東証プライム)は資本効率化への期待などで高値更新。クミアイ化学工業<4996>(東証プライム)は業績予想の増額修正など好感されて急伸し、ひと足先に増額したOATアグリオ<4979>(東証プライム)も活況高。シルバーライフ<9262>(東証プライム)は四半期決算など好感され急伸高値。同じくトーラス・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)はストップ高。細谷火工<4274>(東証スタンダード)などの防衛関連株は防衛費増額などで一段高。

 6月8日新規上場となったANYCOLOR<5032>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは2608円の買い気配(公開価格1530円の71%高)。

 東証プライム市場の出来高概算は6億6821万株、売買代金は1兆5014億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1469銘柄、値下がり銘柄数は309銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、鉱業、不動産、卸売り、機械、医薬品、金属製品、建設、ガラス土石、化学、陸運、ゴム製品、輸送用機器、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る