三菱重工は午後の決算発表後に急伸9%高

7011 三菱重工業

■前3月期の最終減益を今期はV字急回復目指す

 三菱重工業<7011>(東1・売買単位千株)は6日の13時30分に2016年3月期の決算と中期的経営戦略などを発表し、株価は発表前の385.0円(2.9円高)前後から9%高の418.0円(35.9円高)まで急伸した。

 16年3月期は連結売上高が前期比1.4%増の4兆468億円に対し純利益が同42%減の638億円となったが、今期・17年3月期の見通しは売上高を8.7%増、純利益を2.0倍とし、V字急回復を目指すことなどに注目する様子がある。この見通しの前提為替レートは1ドル110円(6日14時過ぎのレートは107円40銭台)、1ユーロ125円(同じく122円50銭台)としたため予断を許さない面はあるが、この半月ほどは持ち分法適用会社・三菱自動車<7211>(東1)の燃費データ問題の影響などが取り沙汰されてきただけに、ひとまず安心感が広がった形になった。

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