【株式市場】パナマ文書公開など控えるが好業績株が高く日経平均は7日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は1万6216円03銭(109円31銭高)、TOPIXは1306.66ポイント(8.34ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億1849万株

チャート3 9日後場の東京株式市場は、世界の有力者を含めて巨額の租税逃れが表面化する可能性を秘める「パナマ文書」の詳細が日本時間の10日午前3時に公開されるほか、ユーロ圏の財務省会合も開催されることなどが言われて様子見気分が強まり、日経平均は朝方の186円14銭高(1万6292円86銭)を上値に110円高前後で一進一退となった。7日ぶりに反発。好業績株などへの注目が強まり、13時30分に3月決算を発表した三菱重工業<7011>(東1)は一段高。主な株価指数はすべて高い。

 後場は、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)が次期社長に内定している井阪氏への通信社インタビュー報道などを材料に一段ジリ高となり、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)は文部科学省による教科書のデジタル化などへの期待でストップ高。ワイヤレスゲート<9419>(東1)は加えて前引け後に発表した四半期決算も好感されて一段高。レオパレス21<8848>(東1)は好決算への期待などが言われて一段ジリ高。MRT<6034>(東マ)は業績好調との観測報道などで急伸し、チエル<3933>(JQS)も教科書のデジタル化などへの期待でストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億1849万株(前引けは8億1114万株)、売買代金は7728億円)。1部上場1951銘柄のうち、値上がり銘柄数は1283(同1259)銘柄、値下がり銘柄数は567(同566)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、小売り、不動産、水産・農林、食料品、建設、その他金融、医薬品、ガラス・土石、その他製品、証券・商品先物、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る