【株式市場】材料株は強いが日経平均は次第に重くなりTOPIXは反落

株式

◆日経平均の終値は1万6772円46銭(15円11銭高)、TOPIXは1342.87ポイント(0.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億6943万株

チャート6 26日後場の東京株式市場は、この日から始まった伊勢志摩サミットで為替協議などを見極めたいとの姿勢に加え、テロが発生したら急落が予想されると心配する向きもあり、日経平均は50円高から100円高の1万6800円前後から1万6850円前後の水準で14時半頃まで小動きとなった。大引けにかけては、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)などのメガバンクが急速に値を消し、TOPIXは小反落。日経平均も値を消した。主な株価指数は東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均が安い。

 後場は、石油資源開発<1662>(東1)が原油価格の回復などを好感して一段ジリ高となり、エアバッグの不具合問題のタカタ<7312>(東1)は「米投資ファンド大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が支援する方針」(日経ニュース)などと伝えられて14時過ぎにストップ高。長谷工コーポレーション<1808>(東1)は大和証券が投資判断を引き上げたと伝わり一段ジリ高。GMOクラウド<3788>(東1)はマイナンバーカードによる本人確認サービスの事業者認定などが好感されて活況高が続き、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)<6090>(東マ)は提携が連日好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億6943万株(前引けは9億2151万株)、売買代金は1兆8343億円(同9333億円)。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は930(同1083)銘柄、値下がり銘柄数は844(同693)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、医薬品、輸送用機器、陸運、水産・農林、石油・石炭、金属製品、小売り、建設、ガラス・土石、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る