【株式市場】日経平均は朝方の168円安から持ち直し74円安、一時小高くなり米利上げの影響は限定的の様子

◆日経平均は2万8081円55銭(74円66銭安)、TOPIXは1975.13ポイント(2.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億9234万株

 12月15日(木)前場の東京株式市場は、米FOMCで来年の金利見通しが引き上げられたこと、NYダウなどの反落などを受け、自動車、機械、電気機器、半導体関連株などに軟調な銘柄が目立った。ただ、ホンダ<7267>(東証プライム)、キヤノン<7751>(東証プライム)などは朝寄り直後を下値に持ち直し、住友商事<8053>(東証プライム)や商船三井<9104>(東証スタンダード)などは堅調。IHI<7013>(東証プライム)など重工3銘柄は高値を更新。JR各社や百貨店株も高い。日経平均は取引開始直後の168円67銭安(2万7987円54銭)を下値に持ち直し、一時6円96銭高まで上げる場面を見せ、前引けは小幅安にとどまった。

 クミアイ化学工業<4996>(東証プライム)が10月決算と今期の予想など好感されて活況高となり、ブラス<2424>(東証プライム)は四半期決算など好感されてストップ高。日本駐車場開発<2353>(東証プライム)は前週末発表の四半期決算を好感する相場が一段高。ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)は引き続きメダル不使用のスマートパチスロに期待根強く一段高。日産証券G<8705>(東証スタンダード)は特別利益の計上が好感され急伸。INTLOOP<9556>(東証グロース)は四半期決算が好感されストップ高。

 新規上場のスマートドライブ<5137>(東証グロース)は、取引開始から35分後に1630円(公開価格1320円の24%高)で初値をつけ、その後1725円(同31%高)まで上げる場面を見せ、前引けは1560円。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9234万株、売買代金は1兆2409億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は968銘柄、値下がり銘柄数は738銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、鉱業、倉庫運輸、卸売り、陸運、パルプ紙、銀行、鉄鋼、石油石炭、電力ガス、繊維製品、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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