【注目銘柄】レオン自動機は二番底形成から出直る、今期最高益更新で割安感強い

注目銘柄

 レオン自動機<6272>(東1)は、今期営業最高益更新に迫る見通しで、割安感があることから注目したい。チャートは、二番底形成から出直る展開だ。

 同社は、「存在理由のある企業たらん」の創業の精神を忘れることなく、引き続き食品成形技術のパイオニアとして、世界の民族食生産機械として定着した包あん機(食品成形機)および「シートからパン」を基本とするストレスフリー製パンシステムのより一層の充実を図るとともに開発提案型企業として新製品開発に注力している。食品の安全性及び高品質、低価格を可能にし、世界の食文化に貢献する生産効率の高い多品種自動生産システムの供給とサービスの提供をしている。

 5月10日大引け後に発表した前2016年3月期業績実績は、売上高が251億円(前の期比9.0%増)、営業利益が23億7000万円(同7.6%増)、経常利益が25億2000万円(同8.6%増)、純利益が17億1000万円(同8.7%減)に着地。

 今17年3期業績予想は、売上高が249億円(前期比0.6%減)、営業利益が25億3000万円(同6.7%増)、経常利益が25億7000万円(同2.0%増)、純利益が18億円(同5.2%増)を見込んでいる。年間配当予想は20円(同1円増)と増配を予定している。

 株価は、1月5日の年初来高値827円から2月12日に年初来の安値545円と調整を挟んで3月18日高値731円と上昇。5月12日安値570円と売り直され二番底形成から出直る動きでミニゴールデンクロスを示現し、短期的に上値指向を強めている。5月29日(日)朝7時から日本テレビ系列全国ネットで放映の「所さんの目がテン!」において同社を紹介。市場の関心が高まると期待する。今期営業利益は1990年3月期の過去最高益25億5800万円に迫る見通しで、今期予想PER11倍台、PBR0.88倍と割安感がある。配当利回りは3.2%と利回り妙味がソコソコあり、見直し余地が拡がる。上値抵抗線の731円を突破出来るか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る