【Newsで一枚】Jトラストの千葉信育専務・個人投資家向けIRセミナー

■海外銀行業中心に2020年に売上2000億円、営業利益350億円目指す

 Jトラスト<8508>(東2・100株)の千葉信育専務(写真)は、31日、日本インタビュ新聞社主催の個人投資家向けIRセミナーで、『M&A型の事業拡大からアセット積上げ型の銀行業で飛躍』と題して近況と展望について説明した。場所は東洋経済新報社ホール。

 1977年創業、1998年上場、2008年に藤澤信義・現社長が個人でTOB。以後、2011年に韓国に進出、12年に銀行業の免許取得、13年にシンガポール進出、14年にインドネシア銀行業に進出、業容を大きく拡大している。

 とくに、この間、2008年からの8年間について千葉信育専務は、「われわれは既成概念にとらわれないファイナンシャルサービスを展開している。とくに、当社の強みは、(1)投資スタイルは徹底な逆張り、(2)不況に強い、ことである。この結果、8年間で総資産が42倍、営業収益が24倍、株価も55倍となっている」と熱く語りかけた。

 16年3月末で現預金1087億円を保有、自己資本比率32.1%と優秀。M&Aを実施したのち、グループアウトした会社からの投資リータン率は35%を誇っている。6月には、ビットコイン取引所『J-Bits』をオープンする。

 中期計画について千葉信育専務は、「海外銀行業中心の持続的拡大が望める利益構造を確立、2020年には売上2000億円(17年3月期予想982億1800万円)、営業利益350億円(同112億6600万円)を目指している」。

 株価は年初来高値が1097円(1月6日)、同安値が668円(2月12日)、31日終値は929円。なお、今期予想EPSは85.5円、配当は年12円の予定。

 

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