【注目銘柄】明豊ファシリティワークスのチャート好転、連続最高益で業績好調

注目銘柄

 明豊ファシリティワークス<1717>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社は、オフィス、ビル、校舎、駅舎、医療施設、工場、その他各種施設のプロジェクトにおける「コンストラクションマネジメント(CM)」および「プロジェクトマネジメント」サービスの提供を行っている。基本構想策定コンサルティング、設計、調達支援、コスト査定、施工監理、引越しまであらゆるステージの様々なニーズに応える総合的ソリューションの提供を行っている。

 同社のCMは、通常のCM手法の活用のみならず、徹底した顧客本位の原点に立ち、すべてのプロセスを完全にオープン(可視化)にした同社独自のマネジメント手法で、あらゆる施設の新築や改修工事及びオフィス移転等、プロジェクトの進行途中で予算超過に直面した場合であっても、計画内容や発注方法の見直し、VE(バリューエンジニアリング)提案を通じて、建設コスト削減を支援している。

 今2017年3月期第2四半業績予想は、売上高が26億円(前年同期比13.6%増)、営業利益が1億8300万円(同13.7%増)、経常利益が1億5300万円(同0.5%増)、純利益が1億0300万円(同2.5%増)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が74億円(前期比0.4%増)、営業利益が6億6000万円(同2.3%増)、経常利益が5億9000万円(同3.5%増)、純利益が4億円(同6.9%増)を見込んでいる。配当予想は期末一括12円(同2円増)の増配を予定している。

 株価は、1月6日の年初来高値445円から6月24日に年初来安値267円と調整を挟んで上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直りつつある。建設業界に限らず、多くの業界で偽装や隠蔽問題について広く報じられ、発注者側に立つプロへの世の中の関心が高まり、適正な品質、コスト、工期での実現が求められており、同社にビジネスチャンスが拡がると期待される。連続最高純益更新見通しで、今期予想PER8倍台と割安感があるほか、配当利回り4.1%と利回り妙味が増す。上値抵抗線の13週移動平均線を突破し、リバウンド相場入りとなるか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る