【注目銘柄】フェリシモは5月高値に接近、18年2月期第1四半期進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

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 フェリシモ<3396>(東1)に注目したい。服飾・服飾雑貨、生活関連用品などの通販を展開している。18年2月期は黒字化予想である。第1四半期の進捗率が高水準であり、通期予想に増額の可能性がありそうだ。株価は水準を切り上げて5月の年初来高値に接近している。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期黒字化予想、第1四半期進捗率高水準で通期増額の可能性

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比2.3%減の301億97百万円、営業利益が6億31百万円(17年2月期は4億99百万円の赤字)、経常利益が6億74百万円(同4億93百万円の赤字)、純利益が6億61百万円(同75億48百万円の赤字)としている。

 主力の定期便(コレクション)事業の構造改革効果、新規「haco(ハコ)」事業の育成、17年2月期に減損処理を行ったことに伴う減価償却費の大幅減少、減損損失一巡などで黒字化予想としている。

 第1四半期(3月~5月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%減の73億33百万円だが、営業利益が2億46百万円、経常利益が2億66百万円、純利益が2億60百万円で黒字化した。定期便(コレクション)事業の延べ顧客数が減少して減収だったが、減価償却費の減少、カタログや各種メディア広告など経費見直し効果などで各利益は黒字化した。

 そして第1四半期の進捗率は、第2四半期累計に対して売上高52.0%、営業利益282.8%、経常利益239.6%、純利益250.0%、通期予想に対して売上高24.3%、営業利益39.0%、経常利益39.5%、純利益39.3%と高水準である。不確定要素が多いとして通期予想を据え置いたが、増額の可能性がありそうだ。

■株価は5月高値に接近、収益改善評価して上値試す

 株価は水準を切り上げて8月2日に1237円まで上伸した。そして急伸した5月の年初来高値1245円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。また月足チャートで見ると1000円近辺のモミ合いから上放れの形だ。収益改善を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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