【株式市場】財務省・日銀会談を見極めたい様子で個別物色となり日経平均は値を消す

株式市場

◆日経平均の前引けは1万5217円24銭(59円00銭安)、TOPIXは1219.04ポイント(7.05ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億4399万株

チャート12 8日前場の東京株式市場は、ミニ先物とオプションのSQ(清算値&行使価格)算出日に当たり、これを巡る朝一番の売買が日経平均採用1銘柄あたり4~5千株の買い越しとなった模様で、日経平均は朝方に123円46銭高(1万5399円70銭)まで上げた。その後は、財務省・金融庁・日銀が緊急会談と伝えられたが、その動向が特段伝えられないため様子見気分が強まり、日経平均は次第に値を消し、前引けにかけて一時62円45銭安(1万5213円79銭)まで軟化した。トヨタ自動車<7203>(東1)などは高いが、主な株価指数はそろって安い。

 任天堂<7974>(東1)が米国でスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」人気と伝得られて活況高となり東証1部の値上がり率1位。材料株物色の色彩が強く、ヨネックス<7906>(東2)がテニスのウィンブルドン選手権が佳境を迎えてきたことなどが言われて上場来の高値に迫り、アンジェスMG<4563>(東マ)はDNA治療ワクチン事業への進出など好感し急反発。

 東証1部の出来高概算は8億4399万株、売買代金は9302億円。1部上場1967銘柄のうち、値上がり銘柄数は547、値下がり銘柄数は1244銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る