【株式市場】日経平均は5日続伸だがほとんどファーストリテ1銘柄で上げ新規上場のLINEは大引けで初値を下回る

株式

◆日経平均の大引けは1万6497円85銭(111円96銭高)、TOPIXは1317.10ポイント(5.94ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億1078万株

チャート13 15日後場の東京株式市場は、フランスで発生したテロが意識されてか、土・日を含む3連休中に突発事件が発生した場合に備える動きがあり、値動きのいい材料株などの回転売買が活発な様子になった。NY株式の3日連続史上最高値などが好感されて主力株は総じて強いものの、トヨタ自動車<7203>(東1)パナソニック<6752>(東1)、大手銀行株などは13時頃を高値に一進一退。日経平均は228円57銭高(1万6667円32銭)まで上げて5日続伸。ただ、大引けの111円高はほとんどファーストリテイリング<9983>(東1)のストップ高1銘柄で稼ぎ出した形になった。

 東証マザーズ指数は週明け19日のマザーズ指数先物開始を前に軟調、東証2部指数、日経JASDAQ平均も小安い。

 本日上場のLINE(ライン)<3938>(東1・売買単位100株)は10時36分に公開価格3300円の48%高の4900円で売買が成立し初値がついたが、直後の5000円を高値に売買交錯となり、大引けは4345円と初値を下回った。初値ベースでの時価総額は1兆290億円。

 引き続き任天堂<7974>(東1)が米国での「ポケモンGO」人気などが好感されて高値を更新し、5日続けて東証全銘柄の売買代金1位。エスケイジャパン<7608>(東1)は四半期業績の黒字転換などが好感されてストップ高。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東マ)も第1四半期好調で通期予想などの増額も好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は25億1078万株(前引けは12億1826万株)、売買代金は増加して3兆1130億円(同1兆5203億円)。1部上場1968銘柄のうち、値上がり銘柄数は980(同1157)銘柄、値下がり銘柄数は878(同676)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、証券・商品先物、銀行、その他製品、銀行、その他金融、輸送用機器、鉄鋼、海運、ガラス・土石、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る